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30 November 2021 一覧

ドレスコードはヒゲと雪駄?

2021.11.30. / Posted by staff

 




おたけの郷の造りは各ユニットに玄関があり、


玄関から館内に至っては「路地」というコンセプトとなっています。


 

入居者さんは


玄関で靴へ履き替えて館内または外へ「出掛ける」。


また、玄関で室内履きへ替えてユニット内へ「帰宅」。

 


館内にいても履き替える動作、


出掛ける・帰る意識など自然と「動き」を生み出して、


力を取り戻せる造りになっています。

 


さて、


ようやく最近では入職をご希望の方に対して


面接後に施設内の見学が少しずつ出来るようになってきました。


※見学の判断は緊急事態宣言や日本の感染症蔓延状況、


 館内の状況等により中止する事もあります。

 



「ピンポーン」という音と共に、


施設長と見学の方がユニットに入ってきました。

 

 


ユニットには


玄関出入り口にあるセンサーがあり、


ユニット全体にピンポーンという音が響きます。

 



この音は


入居者の方が出掛けたい時に


ユニットから出かけた・ユニットへ帰った事に


職員が気付くための仕組みです。

 



 

 

「はーい」、と返事をして玄関へ。

 

 


「こんにちは」、と見学の方へ挨拶をします。


入居者さんではなかったので踵を返して再びユニットに戻ると…

 


 

 

後ろの方で、

 

 


「下駄?」


 

 

という見学の方の声。

 


 

どうやら私の雪駄が目に留まったようです。


見学の方は雪駄をご存じなかったのか「下駄?」と


思わず声が漏れていましたが…



 

 

私はユニット内では雪駄で支援をしています。


実は滑り止めもしっかりとあり、はだしで履くことが出来て、


いつでも臨機応変に入浴支援にも携われます。

 


入居者さんからは


「粋ねー」


「私も小さい頃は履いたわー」


「雪駄、お父さんが履いてたの大好き」


「かっこいいね」と高評価。

 

 


ご家族からは


「寒くないの?若いわねー」


「久しぶりに見たわ、良いわね」っと声をかけて頂きます。

 


 

しかし、馴染みのない私の子供たちに職場での履物を伝えると


「それで仕事してるの?」と驚きの声。

 


 





記録よりも記憶。


なんて言葉を聞いたことがありますが、

 


金メダルよりファインプレー。




「靴」よりも「雪駄」…




価値観は人それぞれだと思いますが、


私は思い出が蘇ることも1つの支援だと捉えています。




そして、「ひと」に覚えてもらうことも立派な仕事だと考えています。




 

知っている物・見たことのある存在の中で


良かったという印象をもったものは


「思い出」だけでなく「安心」に繋がるとも考えています。

 





現場では、


日々様々な形で「安心」という土台づくりを意識して実践しています。

 










さて、5階には


ヒゲを伸ばして雪駄を履く私の他にも…


スキンヘッドの長身、


ピンク色の髪をなびかせる紙芝居師など、


狙ってもないのに個性豊かなフロアです。


もちろん、ドレスコードはありません(笑)。

 





介護の業界では、色々な接遇があると思いますが…


私はこれからも入居者さんが自然と安心した環境の中で存分に力を発揮でき、


豊かな暮らしを実現できるような「介護サービス」を探求したいと思います。

 




そのためには、


髪を染めたり、坊主頭にしたり、鯉口を着たり、白衣を着たり、太鼓をたたいたり、


餅をついたり、カツラをかぶったりと(髪 関係がなぜか多くなってしまいましたが…)、


チームで考えながら入居者さんの支援に必要であればチャレンジしていきたいです。

 




しばらくは


雪駄すがたを楽しんで頂こうと思います。











 

私が80代になる頃は、


エアマックスやポンプフューリーを


あえて履く介護職員さんもいるかもしれません。

 


そんな未来に期待して。

 



5階 フロア責任者 


羽深 満