当たり前の事ではありますが
僕たちは日々生きていく中で「水」を使います。
例えば、調理をする時、お風呂に入る時、トイレを流す時…etc
当たり前の事ではありますが
僕たちは日々生きていく中で「空気」を必要とします。
そしてその空気環境が自分にとって良好な環境を築こうとします。
例えば、冷暖房や加湿器の使用、換気・脱臭システムの活用…etc
今回ご紹介させていただく皆さんは、おたけの郷に入居(利用)される皆さんが、
生きていくために必要不可欠である、「空調(空気)・衛生(水)設備」の工事を担当をしてくださっている
日比谷総合設備 株式会社の皆さんです。
(今回使用する写真は全て、2012(平成24)年11月24日に撮影されたものです)
左から
名倉 精伸さん
角田 浩規さん
渡辺 靖人さん
我妻 健太郎さん
そもそも空調・衛生設備の工事の目的は
「生活の快適性を維持するために、空気環境を良好に維持することや、人の生活に欠かせない水を衛生的に利用すること」
水も空気も僕たちが生きていくうえでは絶対に欠かせないものですから
言えば「生きるための基盤」を創ってくださっているという訳です。
具体的な項目としては
【水】
「飲む水」から「出す水」まで
キッチンや洗面所、トイレやお風呂の給排水設備
スプリンクーや屋内消火栓のための消火設備
お湯が使用できるようにするためのガス設備
【空気】
ルームエアコン、業務用エアコンの工事、取り付け
空調、換気などのダクト(空気の通管)工事
脱臭や加湿などのシステム構築、工事
(ルームエアコン)
(業務用エアコン)
配線などはすでに天井が設置されているため見えませんが
これが ↓
オフィスビルや教室などでよく見かけるこんな姿へ ↓
厨房はスペースも広いということもあり
このような空調設備が ↓
単に設備環境を整えるだけではなく
省エネにも十分な配慮を行い
例えば厨房でいうと
通常は全体を通じて給排気を行うそうなのですが
厨房のスペースを4分割とし
料理をしている箇所のみ給排気が作動する最新のシステムを取り入れてくださったり
(熱により感知するそうです)
井戸水を雑用水(トイレの水や散水栓等)に使用したり
(これが濾過装置です ↓)
外気処理機という物を取り入れ
外からの空気が建物内に入ってきた際に
温度差なく快適な環境が保たれるような工夫をしてくださっていたり
一緒に建物の中に入り
色々な説明をしていただいたのですが
その時に出会った光景がこれ…
何だかわかりますか? ↓
これから「ある物」をとりつけるために
事前準備を行い ↓
いざ取り付けへ ↓
そう、トイレです。
この間、なんと約10分!
さすが専門職(プロ)!!
案内をしてくださった名倉さんが
「普段、便器を下から見る事もないでしょうから(笑)」
という事でこんな写真も(笑) ↓
ちなみに…
電気コンセントと給排水の位置ですが
基本は「コンセントが上」で「給排水が下」と決まっているそうです。
万が一、漏水した場合
コンセントが下にあるとショートしてしまい火災の危険性があるからだそうです。
建物内の案内をしていただいた後に
「いかに使う側(僕たち)が望むイメージをくみ取り作業をするか…これが難しくもあり楽しさでもある」
という言葉を聞き
あぁ…おたけの郷は本当にみんなの知識や技術あってこそなんだ
と改めて感じる事ができました。
寒さも増してきた中で
日々おたけの郷を想い作業をしてくださっているみなさんに
感謝!!
コノ 「生きるための基盤を描き創る空調・設備のみなさん」 ガ居テコソ
の 「おたけの郷」
毛呂 征也
今回ご紹介させていただくのは、おたけの郷の電気設備(工事)を担当してくださっている
「栗原工業 株式会社」のみなさん。
[撮影 2012(平成24)年8月28日】
左から
山崎健太さん
七條繁樹さん
坂本重実さん
桑崎文男さん
一概に「電気設備」といっても
そこには多くの物が含まれていて
照明関係はもちろんのこと
それ以外でも例えば
コンセントの配置や
一般電話や壁掛け電話の設置
照明を点けたり消したりするためのスイッチの形状決定や設置
おたけの郷では生命線ともなるPHSシステムの構築
などなどを担当してくださっています。
日頃生活している中で当たり前のように電気設備を使用していますが
「電気が点く」までには
工事を担当してくださっている方々の
僕ら素人には足元にも及ばない(当然ではありますが…)
専門的な知識と技術があってこそなんです。
まずは「コンクリート内配管」から始まり
[撮影 2012(平成24)年8月28日】
その作業の次は
「天井内配線」
[撮影 2012(平成24)年8月28日】
その作業風景
ちなみに少しわかりにくいですが
天井の中の様子
そしてさらに
居室と居室を仕切る間仕切り内に線を引く作業
「間仕切り内配管・配線」
その作業が済んだうえで
それぞれ壁が取り付けられ
コンセントや電気スイッチの位置が
こんな風に
[撮影 2012(平成24)年8月28日】
姿を現します。
さらにさらに
おたけの郷は1つのフロアで多くの電気回線を要するため
配電盤はかなり大きく
[撮影 2012(平成24)年8月28日】
必然的に配電盤に引く配線の量もこれだけの数となります。
[撮影 2012(平成24)年8月28日]
また当然のことながら
感電や火災といったことを防ぐためにも
★電気事業法
★電気用品取締法
★電気工事法
★消防法
など関連法を踏まえたうえでの作業が行われています。
電気や電話って
備えてあって当たり前のような時代ですが
そこには設備や工事を行ってくださる方々の技術があってこそ
当たり前に使える環境を作るために
「見えない部分(壁や天井の中など)」に
こんなにもこだわってくださる方々がいます。
またおたけの郷では
職員や入居者(利用者)の方々の使い勝手を考え
コンセントやスイッチの位置一つにもこだわりを持っているので
こちらの要望を踏まえたうえでの位置決定をしてくださっているんです。
「もう少し経つともっと多くの作業が求められてくるんですよ」
と笑いながらお話ししてくださっていましたが
この猛暑の中こだわりを持ちながら作業を行ってくださっている電気設備(工事)のみなさんに
感謝!!
コノ 「使う側への配慮を怠らず、コンセント一つの位置にこだわってくれる電気設備(工事)のみなさん」 ガ居テコソ
の 「おたけの郷」
毛呂 征也
2回目となる 「コノ人ガ居テコソ」。
今回ご紹介するのは、このヒト(たち)。
撮影[2012(平成24)年7月9日]
「おたけの郷」 工事現場の警備のみなさん。
【中央】 室原 秀樹 さん
【左】 佐藤 実 さん
【右】 及川 尊範 さん
撮影[2012(平成24)年7月17日]
暑い日も寒い日も、雨が降っても、毎日こうやって工事現場の正面出入口に立って、工事車両を安全に現場へ誘導してくれています。
撮影[2012(平成24)年7月17日]
「おたけの郷」は、国道313号線(通称:尾竹橋通り)から細い路地に入った場所にあるのですが、その路地は車一台がやっと通れる道幅で、しかも路地の両サイドには民家やマンションが立ち並んでいます。
なので、工事開始前の住民の方々への説明会では、街に子供さんがたくさんいらっしゃることや自転車の行き来が多いということもあって、工事車両の往来による事故への不安を住民のみなさんは持っていらっしゃいました。
そんな住民のみなさんの不安を解消してくれているのも、この警備のみなさんなんです。
工事車両が往来するときは、住民のみなさんの安全を確保するために室原さん、佐藤さん、及川さんのほかにもたくさんの警備のみなさんが路地のあちらこちらに立って下さり、工事車両の往来も一台ずつゆっくりと丁寧に大通りまで誘導してくれているんです。
それだけじゃありません。
室原さん、佐藤さん、及川さんをはじめとする警備のみなさんは、毎日住民のみなさんが通りがかかると、
「おはようございます」 「こんにちわ」
と、元気よくあいさつをし、
「今日は暑いですね」 と声をかけたりして、住民のみなさんと世間話しをしたり(もちろん安全確保という仕事をキッチリやりながらですよ)。
今では、住民のみなさんの方から声をかけてくれるまでになっていますし、先日なんてキレイな花の差し入れ(しかもたくさん)までしてもらっちゃうほど。
まさに、顔馴染みってやつです。
それもこれも警備のみなさんが、路地に立って住民のみなさんの安全を守ってきてくれたことだけではなく、
挨拶から始まった(始めてくれた)人と人との 「交わり」
交わってきたからこその人と人との 「信頼」
が、あってこそ。
僕らの仕事っていうのは、やたらと「地域との交流」が叫ばれ、そのために地域の方々を招いた催しものを行ったりします。
それも良いとは思いますが、僕はこの警備のみなさんと住民のみなさんとの関係、その関係を築くために警備のみなさんが積み重ねてきたことこそ、僕ら支援専門職が一番欠けていること(求められるていること)なんじゃないかと思います。
あいさつ
世間話し
そんな他愛もないけど、意外と今の時代できない・しようとしないことから
交わり
が始まり、築かれていく
信頼
それを教えてくれる・すでに住民のみなさんと積み重ねてくれている警備のみなさんに
感謝!!
コノ 「安全を届け、信頼を築く警備のみなさん」 ガ居テコソ
撮影[2012(平成24)年7月17日]
の 「おたけの郷」
梅本 聡
追記
警備のみなさんが住民のみなさんとの間に築いてくれた
あいさつ 世間話し 交わり そして信頼
を、僕たち「おたけの郷」のスタッフはしっかり受け継がなきゃいけない。
そうでないと、
「警備の人たちがいた頃は良かったけど・・・・・」「ここの職員さんたちはあいさつもできないしねぇ・・・・・」
って、住民のみなさんとの信頼関係を崩してしまうどころか、築くことすらできなくなってしまいますから。
このシリーズでは、「おたけの郷」を支えてくれるヒトたちをご紹介していきます。
vol.1となる今回ご紹介するのは、このヒト(たち)。
[撮影/2012(平成24)年7月2日]
「おたけの郷」の躯体工事を行ってくれた職人のみなさん。
躯体工事(くたいこうじ)とは、
建物の主要な構造体部分を造る工事の総称 (建築学用語辞典より)
です。
そして「おたけの郷」の躯体工事ですが、
「おたけの郷」は、鉄筋コンクリート造 地上5階建てで、耐震性、耐久性、耐火性に優れた建物を建設しますから、
そのような建物を造るには、多種な工事が必要で、「職人さんの腕」や「専用の大型機械」が用いられて、一つひとつ造りあ
げていくんだそうです。
だからこそ、
「職人さんの腕」の結集によって造られたのが「おたけの郷」であり、
「職人さんの腕」の結晶が「おたけの郷」なんです。
寒くても、暑くても、雨が降っても、
腕をふるってくれた職人さんたちに
感謝!!
コノ 「希少な技術を身につけた躯体工事の職人さん」 ガ居テコソ
の 「おたけの郷」
梅本 聡