スタッフブログ

心を動かそう…

2013.07.12. / Posted by staff

 

久しぶりのブログとなります。

皆さん、日中の暑さに負けずにお過ごしでしょうか?

 

日中だけでなく、夜間帯の寝ているときにも汗を沢山かいていて、

朝方に脳梗塞になってしまうということも多いようですから、寝る前、夜トイレ後等の水分摂取も大切ですね!

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

5階の入居者の方のお話ですが、嬉しい出来事がありました。

 

約1ヶ月の入院があり、施設に戻られましたが、

認知症状のためか、食べることを忘れてしまったのか、食べたくないのか…

なかなか口から食事を数口しか摂ることができず、水分でなんとか状態が持っている状態でした。

身体を動かすときに、 「痛い」 という以外は、うなづくばかりで、眼をつむってしまっていることが多い日々が続いていました。

 

 

しかし、ここ1週間くらい前から、徐々に眼を開けてくださる事が多くなりはじめ、

数日前からは、なんと職員と会話をする場面も見られはじめました。

 

 

私は 『現場のみんなが大変な中、本当に一生懸命頑張ってくれた結果だ』 と、

本当に嬉しくて、嬉しくて…、感謝、感謝で…、涙が出てきました。

 

もちろん、ご家族も仕事終わりや、休日には来てくださり、

一生懸命声を掛け、身体をさすり、協力をしてくださったからだと思います。

 

 

みんな、本当にありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

おたけの郷には、ショートステイを含め、16のユニットがあり、

それぞれのユニットで雰囲気や、実践も異なります。

 

それは、入居している方々の状態像も違いますし、そこで勤務する職員も個性もありますから、当然です。

 

 

 

 

ただ、今回の件を通し、改めて感じたことは、

 

①ユニットの雰囲気の大切さ

②心に響く言葉 (関わり) の重要性

③諦めない気持ちを持ち続けること     の3点です!

 

 

 

 

 

『ユニットの雰囲気の大切さ』 ですが、

 

やはり、毎日をおたけの郷で生活をする入居者にとって、

ユニット内の環境は、入居者の生活に間違いなく大きな影響力があると私は考えています。

 

例えば、職員さんがパタパタと忙しなく走り回っている環境は、

声もかけられませんし、生活する入居者も、面会に来られるご家族も、きっと落ち着かない気持ちになるでしょう。

 

例えば、自分の生活しているところで、大きな声で関係のない話をしていたり、

ましてや、自分があまり水分が摂れていないことや、何度言われても覚えていられないこと等を

大きな声で説明されたり、他の人に話されていたりしたら、心を閉ざしてしまうことでしょう。

 

例えば、身体が動かなくなってしまったとしても、共同生活室に出て、

包丁で刻む音が聞こえたり、調理の香りがしたり、笑い声が聞こえたりすることは、

ベッドで寝ている事と比べて、入居者にとってどれほどの影響があるのでしょうか。

 

例えば、複数の入居者が集まっていた時に、入居者同士の関係作りのために、

隣の席の入居者や、隣のテーブルの入居者も一緒に話ができる雰囲気を職員が作ることができたら、

顔見知りも増えて安心できたり、話し相手が増えて楽しく共同生活することに繋がっていくのではないでしょうか。

 

おたけの郷には、職員がやろうと思えば、出来る環境は整えられています。

徐々に徐々に土台を固めながら、職員の出来るを増やしていきましょう!

職員の出来るは、入居者の出来るに必ず繋がっていくから!!

 

 

 

 

『心に響く言葉 (関わり) の重要性』 についてですが、

 

ことわざでも、 『病は気から』 というように、

人には感情がありますから、心が動かないと、身体は動きませんし、時には本当に体調を崩すことにも繋がります。

 

例えば、嫌なことがあって、学校に行きたくないときは、身体がだるく、起きられないのに、

今日はみんなで海水浴というような、自分の楽しみがある日には、どんなに疲れていても早起きできてしまったりしますよね。

 

例えば、 “立つのが怖い” と思って、後ろにのけぞってしまっている人に対して、

介護者が強引に立たせても、足がすくんでしまい、全く立つことができませんが、

立つことへの恐怖心を払拭することさえできれば、意外にも立ち上がることができたり、

歩くことができるようになってしまうこともあるものです。

 

例えば、 「~をやってくださいね」 とお願いし、やってもらうことはできたとしても、

やった人の気持ちとしては、 “やらされた” となっているかもしれません。

しかし、ご自分から “やってやるか” と行動を起こし、

周囲がそのことに気付き、 「ありがとうございます」 とその方に声を掛けられたとしたら、

きっと、その人の心には “暖かい思い” があるのではないでしょうか。

 

例えば、暑い季節ですから、 「水分を撮ってくださいね」 ばかりを聞かされていても、

冷房で身体を冷やされ、身体も動かさず、 「飲め飲め」 言われても、絶対に飲みたくなんてなりませんよね。

でも、そこに楽しい雰囲気があって、みんなとお話をしながらであったり、いつもと違う環境であったりするだけで、

自然とコップに手が行き、無理せずに水分が摂れてしまうものですよね。

 

では、心に響く言葉とはどんな言葉なのでしょうか。

きっと、自分のことをよく知ってくれている人の言葉や、自分のことを気にかけてくれている人の言葉、

さらに一生懸命な人の言葉や、自分と一緒に何かをしてくれる人の言葉は、間違いなく人の心に響くはずです。

自分の気持ちを汲み取り、 「飲め飲め言われても、飲みたくないよね」 とか、

「◯◯さん、今日はお熱があるみたいですけど大丈夫ですか?もう少し飲めると、私も安心なんだけどなぁ」 とか、

「◯◯さん、今ね、一生懸命◯◯さんのために、おいしいコーヒーいれてますからね」 とか、

隣に座って、 「今日は◯◯さんと一緒にお茶を飲んでもいいですかぁ?」 と世間話をしてくれたりとか…。

きっと、小さなことなんですよね。その人の個性や性格を知れば、必然的に関わり方も見えてくるのではないでしょうか。

 

眼に見える形として、介助をするだけではなく、眼には見えないけど、心に響く関わりがまずは重要なのです。

 

漢字も 『心身』 と書きます。 まずは、 『身体』 よりも 『心』 のケアが大切なのです。

 

心が動けば、 “◯◯したい” と気持ちが動き、気持ちが動けば、自然と身体が動くものです!

 

今一度、支援のあり方を見直してみましょう!

 

 

 

 

 

最後に、 『諦めない気持ちを持ち続けること』 についてですが、

 

やはり、入居者も家族も、何より専門職である私たちが決して諦めない気持ちを持ち続けることが大切だと考えています。

 

例えば、入居されている方の多くは、当然のことながら高齢になっていますし、

高齢になればこそ、気も弱くなったり、失うものも多くなりますから、失ったものを数え悔やんでしまったり…。

さらに、病院における治療のため、施設や家庭の事情により、少なからず制限ある環境で生活をしていれば、

気持ちが折れてしまったり、環境に慣れてしまったり、出来ることを忘れてしまったり…。

でも、私はどんなに年を重ねたとしても、どんな状況、どんな状態になろうとも、気持ちだけは年をとらないと思っています。

その気持ちのスイッチを言葉なのか、ともに寄り添う中なのか、表情なのか、何なのかはわかりませんが、

色々と諦めずに試行をする中で、その気持ちのスイッチを押すのが私たちの仕事だと思っています。

 

医療や科学は常に進化していますが、私は医療や科学では証明できていない何らかの可能性を常に信じています。

 

なぜなら、私たち人間には 『感情』 があり、

喜怒哀楽が絶妙に絡み合いながら、生きる糧を見出しています。

楽ばかりでは、人間の機能は低下していきますし、苦痛ばかりでは生きる意欲を失っていきます。

でも、苦痛の先にある喜びや、楽しみ、希望が見えたら、その苦痛にも耐えられるはずです。

 

私たちは、どんなに高齢であろうとも、目の前で必死に生きる入居者の将来を想像し、

可能性を信じ、決して諦めずに試行し続けることに全力を尽くさねばならないと考えています。

 

 

 

 

 

 

一度失った機能を取り戻すためには、数倍の時間と労力が必要になります。

 

結果が早々に眼に見える形で表れるものでもありませんが、

私たちがその人のことを知り、心に響く言葉をかけ続け、決して諦めなければ、

必ず見えてきますよ、素敵な入居者の姿が!

 

私はそう信じていますし、私はそれができる仲間がいると信じています!!

 

 

 

 

 

 

 

私に出来ることは微々たることかもしれない。

でも、出来ることは全力で協力をしていきますから、一緒に頑張っていこうね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笹木 良

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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