自由
守り
自在・安心
くつろぎ
つながり

動

「靴を脱ぐ・履くという動作が生まれる」「玄関で靴を脱ぐ → 家に上がるという認識になる / 玄関で靴を履く → 家の外に出るという認識になる」という点を大切にした造りを心掛けました。
椅子昇降機を備えた機械浴槽を設置していますが、機械浴用の昇降機を浴槽横のボックスに収納することができるので、通常の 家庭用バスタブとしても利用できます。
また、浴槽用の手すりは、垂直方向にも水平方向にも取り付けられるので、入居者(利用者)の方それぞれの状態に合わせた入浴が可能です。

シャワーよりも、カランに湯桶・手桶をよくお使いになる方がいらっしゃることに配慮し、浴室カランに工夫を施しました。

カラン付近での立ち上がりやつかまり立ち、脱衣室~浴室、カラン~浴槽への移動動作をサポートできるような手すりの設置を行いました。
住まいの雰囲気を保ちつつ、入居者(利用者)の方々の移動をサポートすること。
移動方法が「歩行」である入居者(利用者)の方々と「車イス使用」の入居者(利用者)の方、双方が使いやすいこと。
さらに耐久性、利用形態を考慮して入念な寸法・位置・形状調整を行いました。
家事などにも入居者(利用者)の方々が有する能力を発揮できるように、広めの住宅用キッチンを設置しました。

車イスを使用する方にも配慮した流し台や、コードに足を引っ掛けたり、コンセント位置によってホットプレートなどの使用場所に限りが出たりすることがないように、天井面に設置されたリーラーコンセント(天井から電源がとれる)を設置。
ライティングダクトレールに取り付けてあるので、コンセント位置の移動も可能です。

明るく開かれた空間になるようバルコニーに面する窓はフルオープン対応となっています。
自由
守り
自在・安心
くつろぎ
つながり

自由

おたけの郷には、入居型施設によく存在するテンキー電気錠はひとつもありません。また、薬品が保管されている場所など以外は施錠を行わず、入居者(利用者)の方々には基本的に、施設内を自分の意思でどこにでも自由に行くことできるようにします。
自由
守り
自在・安心
くつろぎ
つながり

守り

自由に出られるようにしているからこそ、入居者(利用者)の方々が職員なしでバルコニーに出ることも、外に出ていくこともあると考えています。そのこと自体は構いません。
ただ、ご自分一人で戻ってくるのは難しいでしょう。転倒することも、バルコニーから転落することも考えられます。
だからこそおたけの郷では、「起こりえること」を防いだり、軽減したりすることができるよう、「ここを通過したら、起こりえることがおきる」可能性が高い場所に人感センサーを設置し、職員が携帯しているPHSに入居者(利用者)の方の通過を知らせ、職員が駆けつけられるようにしました。
ユニット内の床は「転倒」などの不慮の事故に対して衝撃の緩和となってくれる、安全性が高い2重床・フローリング仕上げ。
転倒を恐れ、入居者(利用者)の方々を「動かさない」「転倒しないようにする」のではなく、「動くことを支援する」「転倒してもいいようにする」ことに視点を置き、大切にしています。
自由
守り
自在・安心
くつろぎ
つながり

自在・安心

【自在】
入居者(利用者)の方々の入浴日数や時間に「自在性」が持てるよう、1ユニットに1ヵ所の個浴と、1フロアに1ヵ所の特別浴室を設置しました。

【安心】

身体機能が低下した場合でも安心して入浴できます。
個浴は、浴槽の跨ぎなどに不安がある方でもシャワー椅子が直接浴槽に設置された昇降(リフト)機につなぐことができるので、座位を保持したまま入浴ができます。
また、特別浴室には座位の保持が難しい方が寝た姿勢で入浴が可能な機械浴槽を設置しています。身体機能が低下した場合でも安心です。
自由
守り
自在・安心
くつろぎ
つながり

くつろぎ

温泉に来たような気分を楽しんでいただけるようなインテリアとした「おたけの湯」。各ユニットからお出かけし、眺望を楽しみながら入浴ができます。
おたけの湯の入口が顔を覗かせている「ラウンジ」。
ミニキッチンなども設置し、多目的利用が可能です。
自由
守り
自在・安心
くつろぎ
つながり

つながり

全面カウンターの壁のない事務室です。
初めて訪れる方への緊張感を和らげるため、カウンターや家具などは木調で統一。
施設の顔として、入居者(利用者)の方々やご家族、また地域の方々が入りやすいよう、明るく温かみの空間とします。
入居者(利用者)の方々及びご家族との談話、そして地域住民の方にも開放しての地域交流スペースとして活用します。

栄養士室を介して、お茶やコーヒー等の提供を行うことを想定しています。

フルオープンサッシ~外部デッキを通じて交流の場(オープンスペース)が外部まで広がる事を活かして、街のつながりが意識される空間としています。
施設と地域の交流地点。
最大収容人員100人を想定した多目的スペースで、イベント対応可能な映像音響設備を設置しています。
また、子ども達が裸足で走りまわるようなフローリングの大部屋とし、おたけ広場に面した開口部は大きく開いて一体的利用も可能です。